thinking of ...
かけがえのない地球。
そんなことを考え始めたのはいつだったろう。
「自分の好きなことをする」という言葉に惹かれるが、このことは「周りのかかわりの
中で自分のできることを見つける」ということと同義ではないかと、最近思う。
星野道夫さんは、神田で会った本に載っていた海に浮かぶエスキモーの町に惹かれて
学生時代アラスカに飛んだ。
アラスカに行くということが目的だったが、土地に親しんでいくうちに、「そこに息づくもの」
を伝えることを始め、それを生業とした。
今日観た「地球交響曲(ガイアシンフォニー) 第三章」は、その星野道夫さんの
「生」と「死」を周りの友人のインタビューを基に構成したドキュメンタリーだ。
人はひとりで生きていけない。 人はひとりではない。
死を迎える ―この世で生きる形を失う― ことは、もっとも孤独な行為にみえて、
実は一番このことを感じさせる。
魂が、存在が周りに影響を与えている、ということ。