セーターの国


昼から友だちM子がスタッフをしているワークショップにお出かけ。
アフリカはアンゴラの孤児(アンゴラでは2002年まで続いていた内戦のせいで死別や離別が当たり前になっており、現地語では「親から離れた子」と呼んでいる)施設「子どものまち」に滞在してインタビューをしてきたフォトグラファー竹下さんの講演会だ。


一番心に残ったのは、子どもたちの心を占めているのが「勉強したい」ということだという事実だった。


一番幸せなときは、と聞いても「勉強しているとき」、一番不安なことは、と聞いても「これから先勉強できるかどうか」だったという。

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勉強に対するモチベーションということについて考えるとき、私は昨年まで教えていた中学生の女の子を思い出す。彼女はいわゆる勉強嫌いで、家庭教師として来ていた私に対して、自分のことを話す時間を多くしていた。勉強する時間を作りたくなかったのだと思う。


勉強するということは「未来に対する希望・信頼を持つ」ということが大きい。
私がなぜ勉強に励むかというと、勉強することでより良い自分になれると信じられるからだ。


途上国の子どもたちが勉強に打ちこむときも、大きな希望を持っているのだと思う。

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竹下さん、すてきなお話をありがとうございました。