女系家族


高校生のとき「大地の子」を読んでから大好きな山崎豊子さんの作品。
米倉涼子さん主演でドラマ化され、本好きの同僚Mさんが文庫を買って貸してくれるというので読んだ。


実は9月にお借りしたものなので、やっと読み終わり。


習慣や思い込みというのは恐ろしい。
あるいは自分に対する期待、他人に対する期待が、知らずに自分や他人を傷つけ、不幸な結果を招く原因になっているのかもしれない。
逆によい方向に行く場合もあるけれど、それは期待の裏打ちとして、お互いの信頼関係と「思い遣り」とがなければ成り立たない。


ドロドロの遺産争いを通して、そんなことを改めて感じた一冊だった。


女系家族〈上〉 (新潮文庫)

女系家族〈上〉 (新潮文庫)

女系家族〈下〉 (新潮文庫)

女系家族〈下〉 (新潮文庫)


Mさんありがとう=*^-^*=♪