社長と一席


今日は社長におつかれさま!を何度言っても言い足りない日。
午前9時から16時までずっと会議をしていらしたのだ。


会議に疲れた社長が帰り際、「30分だけどうだろう。お寿司屋さん近くの「安兵衛」にいるから、時間があれば来なさい」と飲みに誘ってくださった。
いったんお見送りをして仕事を片付けた後、誕生日のMさんとKIちゃんを残し、KBちゃんと二人で「安兵衛」に向かった。


社長は9Fで仲間を見つけており、T部長とS課長がいらして先にお飲みになっていた。
1時間経ってKBちゃんを送り、ほどなくして遠いところへ帰らなくてはならないT部長を送った。


社長はゴキゲンで2次会に行こうとおっしゃり、お隣の矢の根寿司へS課長と一緒にお入りになった。私はT部長と一緒に帰ろうと思ったのだが、S課長が「あなたがいないと始まらないでしょ」とおっしゃったので暖簾をくぐった。


ものすごく美味しい中トロを頂きながら、お仕事のお話をされた。

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その中で、会社の中核をなす組織の話があり、10月に私をそこに異動させるということをおっしゃった。


私は今、秘書課で充実した仕事をしていると思っており、「新人さんにいろいろ教えるのが楽しいです」と言ったところ、社長は「そんな小さなことではなく、会社全体の未来の、大きな夢を見ろ」とおっしゃったのだった。

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はっとした。


私はかなり現状に満足するタイプで、特に最近は周りの人に恵まれて楽しく幸せで、あまり野望や希望に燃えることがなかったように思う。
組織に満足するのでなく、組織をより良くするために自分にできることを一生懸命したいと、新入社員の時のように、思ったのでした。