ベオ・エクベリさんのお話(めも)
エコ=ギリシャ語で「家」
つまり エコロジー=「家」について知ること
世界の人口の16%は先進国に住む。
その16%で 世界の資源の80% が使われている。
これは、「持続できない世界」
動物はゴミを出さないが、人間はゴミを出す。
地球に住む人たちが皆、私たち先進国に住む人たちのライフスタイルになったら、、
「あと3つの地球が必要(=「4 planet lifestyle」)」。
■私たちにできること
-コーヒーショップで
「持参したマグカップを使う!」
ここで使われている紙コップは熱帯雨林で伐採された木材が使用されている。
現在、1日にNYほどの大きさの熱帯雨林が失われている。
マグカップを使えば、美味しく飲める。
なぜなら、紙コップではコーヒー以外の(紙の)においがするから。
-買いもので
①「象牙のはんこは買わない!」
ケニアにいる象が絶滅しそうになっているのを知っていますか?
なぜ象がいなくなるか。 −象牙を取るために捕獲する人がいるから。
りんごを取るのに、木を切る必要はありません。(実だけを取ればいい)
でも象牙を取るのに、象は殺されなければなりません。(そこが問題)
ケニアでは、4万頭の像が5千頭にまで減った。
①絶滅危惧種に認定され、②象牙の輸出入が禁止され、③厳しい法律ができた。
厳しい法律とは、レンジャー(国立公園内のガイド兼見張りの人)は密猟者をその場に死刑にできるというもの。
日本では、象牙は高級印鑑の材料となる。
Yahoo!で検索すると、10,900件もの検索結果が出てくる。
象牙印鑑を取り扱っているはんこ屋さんに尋ねてみると、「輸出入の禁止法律が作られる前にストックされた象牙を使って作っている」と言われた。
しかし、販売される限りマーケットは存在する。
密猟者が、「象牙を取れば日本で売れる」と言うことを知れば日本に販売する。
だから、商品を買わないこと。
②「携帯は2年以上おきに買おう!」
ルワンダ、コンゴ、ウガンダのマウンテンゴリラが絶滅に瀕している。
8千頭いたのが、7百頭にまで少なくなった。
これは実は、携帯電話のせいなのだ。
???
携帯電話は、現在までに10億個作られている。
そのすべての携帯に入っているのが「タンタル金属」。
これはルワンダ、コンゴ、ウガンダで採掘されるもの。
ゴリラの森を伐採して、金属を採っている。
住むところから追われたゴリラは、生きていけない。
現在日本人が携帯を買い換えるスピードは、7ヶ月。
これを2年(14ヶ月)にしよう。
私たちが心がけるべきは、持続可能な世界。シンプルなライフスタイル。
スウェーデンでは、10年前から生活を見直し、今では首都ストックホルムの内海でランチに食べられるサーモンが釣れ、人々が水泳を楽しめる。
環境を守ることは、スタイリッシュな生活を求めることにつながる。
スウェーデンの人たちは、「ゴミはどこから来てどこへ行く?」かを考えた。
その結果、ゴミを100種類に分別し、一人当たり月4キロのゴミしか出さない生活をしている。
ちなみに、東京では、一人当たり25〜27キロのゴミを出す。
スウェーデンと比べると、7倍ほど。…。