「いわずにおれない」


いわずにおれない (be文庫)

いわずにおれない (be文庫)


まど・みちおさんは大好きな詩人。


小さい頃歌った「ぞうさん」も「ふしぎなポケット」も「一ねんせいに なったら」も、まどさんの手にかかっていたんだなぁ。


そして、昨日お話した「自分肯定感」を後押しする素敵な詩がここに。

『ぼくが ここに』


ぼくが ここに いるとき
ほかの どんなものも 
ぼくに かさなって
ここに いることは できない


もしも ゾウが ここに いるならば
そのゾウだけ
マメが いるならば
その一つぶの マメだけしか
ここに いることは できない


ああ このちきゅうの うえでは
こんなに だいじに
まもられているのだ
どんなものが どんなところに
いるときにも


その「いること」こそが
なににも まして
すばらしいこと として 


本当に、素敵な詩!!
このことばを紡いだまどさんに拍手。


あるHPに「やさしい童謡と見せかけて、実は存在の喜びをうたう」とあった。


まどさん自身が、5歳に彼ひとりを置いて家族が台湾に渡ったという境遇の持ち主だという。
自分の境遇を嘆くことなく、周りの人に勇気と大切な事を伝える。
なんて「人間のあるべき姿」を持ったひとなのだろう。

特集ワイド:この国はどこへ行こうとしているのか まど・みちおさん−特集ワールド:MSN毎日インタラクティブ
http://www.mainichi-msn.co.jp/tokusyu/wide/news/20070706dde012040004000c.html
まど・みちお -Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BE%E3%81%A9%E3%83%BB%E3%81%BF%E3%81%A1%E3%81%8A
まど
http://www.city.shunan.lg.jp/hp/dobutsuen/zoumado.htm


周南動物園、行ってみたい。