エーリッヒ・フロム
さきに挙げたグルッペさんのブログで見つけた言葉。
A・フロムは高校生のときの倫理のN先生が授業で2回ほど取り上げてくれ、興味を持った。
結局概要をかじっただけで、著作は手にしていないけれど。
- 作者: エーリッヒ・フロム,Erich Fromm,鈴木晶
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 1991/03/25
- メディア: 単行本
- 購入: 33人 クリック: 227回
- この商品を含むブログ (122件) を見る
愛とは、愛する者の生命と成長を積極的に気にかけることである。
一人の人をほんとうに愛するとは、すべての人を愛することであり、世界を愛し、生命を愛することである。
自分自身を“信じている”者だけが、
他人にたいして誠実になれる。
他人を「信じる」ことのもうひとつの意味は、
他人の可能性を「信じる」ことである。
愛するということは、なんの保証もないのに行動を起こすことであり、
こちらが愛せばきっと相手の心にも愛が生まれるだろうという希望に、
全面的に自分をゆだねることである。
愛とは信念の行為であり、
わずかな信念しかもっていない人は、わずかしか愛することができない。
愛とは本質的に、意志にもとづいた行為であるべきだ。
自分の全人生を相手の人生に賭けようという、決断の行為であるべきだ。
だれかを愛するというのは、たんなる激しい感情ではない。
それは決意であり、決断であり、約束である。
もしも、愛が単なる感情にすぎないとすれば、『あなたを永遠に愛します』という約束には、何の根拠もないことになる。
なぜなら感情は生まれ、また消えていくからだ。
- 『愛するということ』エーリッヒ・フロム -トキオ通信
- http://www.din.or.jp/~honda/tokio14b.htm
- 本の中の名言・格言 エーリッヒ・フロム『愛するということ』
- http://wisewords.holly.holy.jp/?eid=70034