「天国はまだ遠く」瀬尾まいこさん
今夏私の「お盆に読む子どもに勧められる小説」最後はこの本。
「幸福な食卓」で穏やかな感動を運んでくれた瀬尾まいこさんの文庫。
★3つ半です!
- 作者: 瀬尾まいこ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/10/30
- メディア: 文庫
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「私がいなくなったら…」と想像してみたことのある人は多いかもしれない。
でも本当に実行することは稀。
この本の主人公は、社会から自分を消すということを実行し、自殺を試みるものの、失敗して田舎町での生活で自分を取り戻していく。
ひとりで過ごす時間の大切さやまわりの人の温かさ・感謝の気持ちを再認識する。
瀬尾さんはそういう「穏やかな再生」の物語を紡ぐのが得意だと思う。