「暗いところで待ち合わせ」乙一さん


乙一さんは、保護者面談であるお母様が「子どもがよく読んでいる本」と言っていて気になっていた作家さん。
11日に名古屋に着いて疲れて向かいで寝入ったYだんを待つときに「ガールズ・ブルー」とともに読み終えた。


★3つ半です!


暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)

暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)


人の中で生きていくのをやめかけた目の見えない主人公と殺人の罪に問われた男。
2人がひょんなことから共同生活を営むことになり…というお話だが、恋愛ものではなく、人間関係だったり近しい人との信頼関係だったりというところが描かれている。


乙一さんは日常にはあまりないシチュエーションを設定しながら、説得力ある物語を紡いでいく稀有な作家。


田中麗奈さん主演の映画も観てみよう。