私の会社のこと、教育のこと


お仕事が少し早く終わったので、上司2人と飲みに行った。


「あと10年が見ものだ」と上司たちは言い、私はそれを複雑な想いで聞いていた。
還暦を過ぎた社長は息子さんを次の経営者にと考えている。
引継ぎ、体制作り、、様々な問題が私たちの前には山積している。


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私の会社はオーナー企業で、カリスマ的にエネルギッシュな社長が1代で作り上げた会社だ。グループ約30社と業務提携企業グループを含めると約45社の企業群を率いている。

昨年、留学から帰ってきた社長の息子さんは、後継者となるべくいろいろな業務に勤しんでいる(主に営業)。


私は、彼が業務に(一生懸命)勤しむたび、空虚な気分になっているのではないかと危惧する。


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息子さんは見るからに孤独な立場に置かれている。
自分が一緒になって進めたいこともうまく伝えられない立場に置かれていると感じる。



日常的に私は、私の会社には「教育者」の視点をもった管理職が少ないと感じている。
「教育者」の視点を持たないと、社長から指示される仕事を、
 頭を使わずに ― 特に人の頭と手を使わずに ―
こなすことになる。



その仕事のやり方は、うまくないのだと思う。
コミュニケーションをとって、たくさんの人をまきこんでプロジェクトを動かすことが、うまい仕事のやり方なのだと思う。
(これも大好きな上司から学んだことだ〜)


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教育は「教育されたほうが成長する」というのが目的だ(齋藤孝さん)。


会社には、教えて(手と目を掛けて)伸びる人というのがいるはずで、そういった人たちが会社で蔑ろにされ、能力があるのに希望を見出せず実力を発揮できなかったり、最悪の場合、退職する、、ということが起こっていると思う。


実は年の初めにひそかに、今のお仕事に教育の視点を付加するということを目標にした。まだ具体的な行動は考えられていないが、問題意識はかなり深まっている。


(社長含め)上司にどう相談するか、の台本を書いてみようと思う。