カラーコーディネートの基本を学ぶ
色に興味があるのはここでも良く綴っている。
今日は専門家のお話を聞いて学ぼうと思い、渋谷で行われたセミナーに参加したのだった。
今日の講師は保坂めぐみさんという方で、大手アパレルメーカーを経て、「イメージコンサルタント」「メイクアップクリエーター」としてのノウハウを徹底的に学び、2000年にご自分の会社「スタジオアルファ」を設立されたとのこと。
- 似合う色.com(保坂さんのページ)
- http://www.niauiro.com/
以下本日の講義のめも。
色には、見た目を華やかに、劇的に変える「即効性がある」。
似合う色を身に着けると、肌に透明感が出る。目力も出てくる。
似合わない色を身に着けると、顔の短所(シミ・シワ・クマなど)が出てくる。色だけが飛び出て顔の印象がボケる。
実は、似合う色と似合わない色というのは「錯覚現象」。
青の四角で囲まれた肌色と、黄色の四角で囲まれた肌色を見ると、「黄色の中にある肌色が黒ずんで見える」。
似合う色は、生まれ持った肌の色が決め手で、顔立ちではない。
さきほど見たように、2色並ぶことで錯覚が起きてしまう。
自分の顔に色を合わせてみて、似合う色を探す。
■ パーソナルカラーについて
一般的に普及している春・夏・秋・冬というパーソナルカラー診断は、欧米の考え方。
日本人の肌色を研究し、Bright・Deep・Vivid・Pastelという4種類に分けられる理論を確立した。
黄色みのグループが、BrightとDeep。
青みのグループが、VividとPastel。
そしてBrightとVividは「すっきり、クリア」な色、DeepとPastelは「渋み、スモーキー」な色。
■ 似合う色を判断しよう
一般的にその色が似合う時は、肌が滑らかに見え、透明感が増す。
また、シミ・クマ・シワが薄く見える。
Brightが似合わない時は、肌が黄ばんで汚く見える。
Deepが似合わない時は、顔が茶色っぽく黒ずみ、老けて見える。
Vividが似合わない時は、肌の色ムラが目立ち、クマが濃く見える。
Pastelが似合わない時は、血の気が引き、青白く見える。また、幸が薄いイメージを与え、シミ・クマが濃く見える。
青が似合うか似合わないかで、自分が黄色みのグループか、青みのグループか判断することができる。
■ 似合うメイクについて
- Bright
- 口紅はオレンジ、コーラルピンクなどのくすんでいない色。アイシャドウは黄緑系が良く、他にはきれいな、クリアな色を使うのがよい。
- Deep
- 口紅は渋いオレンジ、ブラウンレッド、ベージュピンクなど。アイシャドウはブラウン系やモスグリーンなど、落ち着いた色のものを。
- Vivid
- 口紅は青みのあるピンク、ローズピンク、ソフトなワイン系など。アイシャドウはブルーやパープルがなじむ。
- Pastel
- 口紅はすっきりしたパールピンク、パールワイン、ローズなど。アイシャドウはブルー、パープル、グレーがきれい。
日常的に、似合うか似合わないかということを意識していることが大切。
考えるクセをつけること。
■ 最後に
肌の色は血液の色。
だから一生変わることはない。
年を取れば取るほど似合う色、似合わない色がはっきりしてくる。
似合う色を知れば長く使えるものを選び、無駄なものを買わなくなり、節約もできる。
自分という人のプロデューサーになって欲しい。
自分の中に眠っている一番いい状態を引っ張り出して。
その状態を探して、追求して欲しい。
似合うものを探すときは、できるだけノーメイクで。
肌のそのままの色に合わせるように。
また、白熱灯はすべてきれいに見せてしまうので、できるだけ自然光を当てた状態のものを見るように。
似合うものを選ぶとき、どんなデザインを選ぶかは、顔立ちを見て決める。