親子関係−子どもが安定して成長する関係


また、同じ読売新聞の出版トピックに「親が変われば子も変わる 『とことん聞く』『共感する姿勢』−元教諭・小田さん 活動を本2冊に」という記事も紹介されていた。


公立中教師を35年間務め1991年に退職後、カウンセリングルームを開設し不登校の子を持つ親の相談に応じたり、部屋を子供のたまり場として開放したりしてきた豊島区の元中学教諭・小田貴美子さんが活動の集大成として書いた、「親に愛されたい子どもたち」「人とうまくつき合えない子どもたち」の紹介だ。


親に愛されたい子どもたち―子どもと信頼関係をつくる親のトレーニング

親に愛されたい子どもたち―子どもと信頼関係をつくる親のトレーニング

人とうまくつき合えない子どもたち―不登校・ひきこもり・ニート、その理解と支援

人とうまくつき合えない子どもたち―不登校・ひきこもり・ニート、その理解と支援


小田さんは「『親が変わらないと子供は安定しない』という原則は不変」と喝破する。

悪い親子関係として

  1. 親主導型(何でも親に指示され、子供は信用されていないと感じる)
  2. 子供主導型(親が何でも受け入れるので、子供はわがままになる上、「しからないのは本当は自分のことを愛していないからだ」と寂しさを感じる
  3. 放任型(子供は親に愛されていないと感じ、寂しさから目立つ行動をとる)
  4. 親に一貫性が無い(子供が情緒不安定になる)

を挙げ、不登校になりやすいタイプの子供として周囲に気を遣い、人に合わせようとするという特徴を述べている。


周りを鑑みると、うなずかされる指摘。