障害者教育と社会のあり方


オール明けだけれど少し寝たらスッキリした気持ちで、午後からは以前私が住んでいたところにほど近い「戸山サンライズ」にお出かけした。
ピースチャイルドで知り合った盲目のY子が、国際交流パーティーを主催するよ、と誘ってくれたのだ。


30人ほど集まったうち、2人の海外留学生(フィリピンと韓国)がいた。
企画の中心が高校生〜大学2年生で、いろいろな出し物を用意してくれていて、楽しかった。


まず日本における障害者の教育制度と社会進出について、4人がミニレクチャーをしてくれた。
上級学校においては、さまざまな技術を身につけるそうだが、

  • 盲障害(目が不自由)→鍼灸・マッサージ
  • 聾障害(口が不自由)→理美容

ということを聞いた。聾障害の人が理美容の仕事についているイメージがなかったので、カルチャーショックを受けた。
また、すみ字(大きな字)や点字の教科書を見ることができて(教育マニアとして)参考になった。


次にフィリピンの留学生が、流暢な日本語でフィリピンにおける障害者についてお話してくれた。
フィリピンでは、障害者はほとんど社会から排除されていて、街で見かけることはほとんどないということを言っていた。


韓国の留学生も障害者について、韓国だと障害者の人が立っているだけで「邪魔だ」とか「お前はいらないんだ」と言われるなどという(ショッキングな)ことを話してくれた。


障害者については知らないことがたくさんあるので、彼らと交流を深める傍ら私もいろいろ学ばないとなぁと思った。


そして勉強も大切だけど、でも本当に大切なことは、彼ら彼女らと一緒に楽しく過ごすことなんだと、このイベントを通じて思った。