「子どもの学力低下」小宮山博仁さん


今日の読売新聞の「論点」に、教育評論家の小宮山博仁さんが掲題の記事を書かれていたので興味深く読んだ。


■問題提起:子どもの学力低下と学力格差が社会問題になっているが、学びの動機付けに関する社会の関心は今一つである。


■主張:内発的動機付けで学ぶ事に興味や関心を示す子ども達を育てていかなくてはならない。

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学びの動機付けには


「内発的動機付け」「外発的動機付け」の2つ


があり、


 前者は「学ぶことが面白い」という自己(内発的)体験が原動力となり、
 後者は外から(外発的に)何らかの刺激(賞(賛)やお金など)を与えて、


 学ぶ事を継続させること


である。


現在、子どもは答えのあるテストのために勉強する事に慣れ、外発的動機付けによって勉強してきているが、これは、生涯学習に結びつかない。


この21世紀、生涯学習は、


労働力の質を高めて自分の生活を維持するため、
また知識や知恵を獲得して精神的に豊かな生活をするため、
そして社会に関心を持ち社会の一員として生活するために


必要であり、期待されている。


学ぶことが面白いという内発的動機付けは必ず生涯学習に結びつく。
これを心掛けなくてはならない時代になってきた。


子どもに自信をつけてもらうこと。
子どもをほめること。


このことはお仕事をしていて大切なことと、日々実感していることだ。
子どもたちが「ほめられるから勉強する」のではなくて「楽しいから勉強する、だからほめられる」ようになることを願う。